2008年3月28日金曜日

Overtimeの不思議

こちらのナースの雇用形態は①Full-time②Part-time③Casualと主に3つに別れています。

私の場合は外国人ということもあって、選択の余地無く①のFull-time雇用となってい(*外国人として雇用される場合はFull-timeが条件の一つ)、原則として週38.75時間の労働がきまっています。

②のPart-timeの場合は、Full-timeの労働時間の75%だったり50%という労働時間でシフトが組まれていきます。③のCasualは日本語に直しにくいのですが、Casualは働きたい時に自由に働ける、というポジションです。ちなみに福利厚生があるのはFull-timeとPart-timeのみ、Casualの人たちはありません。

現在どこでもNs不足が言われていて、わが病棟でも慢性的な人材不足なようです。日本の臨床時代を考えると、人が有り余っているような気もするのですが。。。。

まぁ、とにかく、人手不足ということで、休みの日はほぼ毎日病棟の人事から電話がかかってきます。主に「夜勤出て来れないかしら~?」と。ひどいのは、この間3連夜勤の合間に寝ている時に4夜勤目のお伺いの電話がかかってきた。寝ていて電話に気付かなかったけど。

こういう「予定外」の勤務をOvertimeと呼びます。ちなみに残業でないですよ。だって、残業なんて考え方はありえないし、サービス残業なんて論外。みんなきっちり時間通り、もしくはやや早めに帰ります。

予定外の勤務の魅力は時間給が2倍になること(日本での臨床時代は月給+ボーナスだったけど、こちらの職業の多くは時間給)。ということで、Overtimeを喜んでばんばんやっていくスタッフも居ます。でもそれはPart-timeなら出来ることで、Full-timeで働いているとなかなか厳しいです。私なんてとても無理。でも「お金のため」とFull-timeで働いている人でも時々Overtimeを引き受ける人もちらほら。私も慣れてきたら出来るのかなぁ・・・

で、不思議なのは、Full-timeのほうがPart-timeより働く時間が多いはずなのに、Part-timeの人たちのほうが多くOvertimeで働けるので、結果的にはPart-timeの人のほうがものすごく稼いでいるわけです。なんかとっても不思議に感じるのは私だけ???

Over-timeとは関係ないけど、たまにあるのが、Part-timeやCasualで働きながら、他の職場とのかけもち。今の病棟は外科系のケースをすべて別施設に送るため、外科のケースには遭遇できない。外科もやりたかったり、成人看護をやりたい場合は、他の病院・病棟と掛け持ちしている人もいます(今の職場はPart-timeで働き、他の職場をCasualというポジションで)。私がもしWork permitというしばりがなくなったら、こんな形で違う職場で経験してみたいなぁ、なんて思います。

2008年3月25日火曜日

イースター中のお仕事

夜勤3日間終了。現在体内時計を一般の人と同じように戻すため奮闘中。。。

この3日間は以前も受け持った三つ子ちゃん担当。みんな女の子で、珍しいことに2人は一卵性双生児。その二人はやはりそっくり。体重も3人ともほぼ同じ。ちなみにお隣にはこれまた三つ子ちゃん。こちらは34週で出生で、男の子2人と女の子。3人とも出生体重が2キロ越え。すごいです。(*三つ子ちゃんまで増えると、20週台の出生が多いので)

私が受け持った三つ子ちゃんのママは清拭から体重測定まで全部一人でやる。なので、体重測定と清拭は夜勤のメインともいえる仕事で、それをママがやってくれるので私の出番なし。おまけにまだチューブでミルクなので、この3日間は暇疲れだった。。。正直、こんなんでお給料もらっていいのか???と思うくらい。

この3日間はイースターのため、世間一般は金曜日から月曜日までの連休!でも仕事場では仕事をせねば・・・ということだけど、少しでも仕事場の雰囲気を盛り上げる気持ちは皆さん旺盛です。バニーガールというか、バニーナース(?)というか、ウサギの耳のようなカチューシャをつけて仕事していたり(クリスマスにサンタ帽子をかぶるようなノリで)、それも男性ナースもそんなことをしていたり。あとは、夜中にみんなでピザオーダーしたり。もちろん患者さん=赤ちゃんたちにも心遣い。だれが準備したのか、60人ほどの赤ちゃんたちに手作りイースターカードが配られたり。

(注:ちなみにこちらの仕事中のユニフォームは日本でのオペ着みたいなもので、日本での白衣にバニーちゃんの耳を想像しないでくださいね)

2008年3月6日木曜日

冬も終わりかな・・・?

最近のEdmontonは陽が随分長くなってきた。朝・晩の通勤・帰宅時も真っ暗でないことがかなり気分的にも影響するみたい?冬はとにかくずっと真っ暗だったような。。。夏になると朝は5時くらいから、夜は11時近くまで明るいココEdmonton。みんな夏が待ち遠しく、先日職場では「Good-by Winter, Welcome spring!」という理由でポットラックパーティー(食事を持ち寄るパーティー)をしていた夜勤チーム。まぁ、理由は何でもいいんだろうなぁ、と思う。みんな何かしらイベント好き。

最近ゼロ度前後で暖かくも感じていたけど、最近はまたしっかり雪が降った。3月4月はこの繰り返しみたいで、道はドロと雪でぐちゃぐちゃ。でも、このぐちゃぐちゃが「冬の終わりだわ」と喜ぶ人も。

仕事のほうはというと、独り立ちして楽しいときともがき苦しむときの繰り返し。

基本的な赤ちゃんの観察事項は問題ないと自分では思っているけど、それを業務のなかでやっていくのはまた違う・・・と感じる日々。

例えば、入院が来て、いろいろ準備するときもどうも勝手が違うことに戸惑う。点滴一つ用意するのでも、使う物品にまだなれず、そしてオーダーのコンピューター入力もまだまだなれない。他の人が数分でやることを私は人に聞きながら1時間くらいかかる始末。あぁぁぁぁ・・・・

日本での臨床はかなり昔の話・・・といえども、当時のやり方・チームワークに慣れていた私としては、ココでのやり方にまだまだ慣れることができない。

最近の連勤ではどーんと落ち込むこともあったけど、友人に「今はカメでもOK」という言葉に救われた。


日本は春一番がふいたとか。


私の気分も春に向かうかな。