2015年8月29日土曜日

like a zoo....

昨日もまた近所の病院で午後勤でした。
水曜日に「ついていないシフト」をやったばかりで、おまけに金曜日の午後勤というのはたいていぐちゃぐちゃなことがおおく、どうしよう・・・・とあまり乗り気でなかったのですが、最近夜勤以外のチャンスがすくないので、やることに。

予期はしていたものの、やはりぐちゃぐちゃなスタート。日勤は普通午後3時半までなのですが、私が申し送りをうけた日勤ナースはこの日午後1時半までの勤務。基本的に30分はオーバーラップがあるのですが(申し送りのため)、ときにはこのようなことも。。。チャージナースがしっかりしていれば、午後1時開始のスタッフ(常勤は1時スタート、私のような非常勤は1時半スタート)を割り当てればいいものを。。。と心のなかでぼやく私。まぁ、こんな非合理的な割り当てはおおいのですが。

日勤中かなり忙しく、ミルクも薬も遅れ遅れ。私が引き継いで、まずは遅れていた抗生剤(IV)を準備するも・・・ラインがだめになっている。生理食塩水でフラッシュをしてみるも、かなりの抵抗があり、かつはれてきているし、赤ちゃんは泣く。これはだめだ、ということで新しい点滴ラインの確保にドクターにドクターに連絡するも、ドクターも時間がない。かつ、この赤ちゃん、LP(腰椎穿刺)の検査も必要。。。と、この時点でもう2時。2時は別の受け持ちのミルクの時間。3時はもう一人の赤ちゃんの採血とミルクもある。LPは結構時間がかかることが多く、それに点滴ライン確保もあわせたら最低30分以上はかかるだろう。。。あああぁぁぁ。。。。

厄介なのが、この職場は保育器に入っていない、コットの赤ちゃんは処置がしやすい別の部屋に移動するのが通常。なので処置についてしまうと、ほかのことが出来ないのはもちろん、まったく自分の受け持ちに目が届かなくなる。せめて同じ部屋にいれば、同僚に声かけして手伝ってもらうことは少し可能なのですが、それが無理な状況。

チャージナースに早々助けを求め、彼女がフリーで動ける人を手配してくれて、ドクターと時間を調整し、LPと点滴確保についてもらったのですが、、、LPは無事に終わったものの、新しい点滴ラインがまた駄目。。。

忙しかったのは私だけでなく、一緒の部屋で午後勤の同僚二人も大忙し。一人は突然きた入院をとり、もう一人は新人スタッフ用セミナーにでて戻ってきたばかりのところに、一人転院手続きへ。そのほか、ほかの赤ちゃんたちのケアやミルク、投薬やらもろもろ。それに加え、家族からの要望も色々。。。。

忙しいシフトを何とか切り抜け、夜勤に「本当にぐちゃぐちゃで忙しかったー」と申し送ったら「Yeah, it can be like a zoo.....」と同情(?)してくれました。まさに昨日はLike a ZOO!!!!!この表現がぴったりでした。

ところで休憩はちゃんと取れ、と厳しく言われるのですが、こんなにぐちゃぐちゃだと、まともに休憩もとれず。とるひとはとりますが、その分不安材料も増えるので、私は休憩を犠牲にすることも。昨日はそれでチャージナースに怒られました。(休憩時間中に記録を読んだり、自分の記録をしたり。自分の休憩なのだから、何をしても良いとは思うのですが)

こうして忙しいシフトがある日はぐったりですが、日本で仕事をしていた時はこんなものじゃなかったなぁ・・・と振り返ったり。受け持ちの数ももっと多く、休憩時間もろくにないのが当たり前、残業代が出ない残業が当たり前、などなど(←こうしたことはオーストラリアの現場ではあり得ないこと!)。

日本の臨床現場より受け持ちも業務量も少ない今の現状に慣れてしまった私。それでもこんなふうにぼやく私はもう日本の現場で働けないことでしょう。。。



2015年8月27日木曜日

ついていないシフト

もう完全に愚痴なのですが。。。

私は結構シフトで「なんでこんな展開に・・・」ということが良くあります。昨日はまさにその典型。

歩いて5分の職場は通いやすさでは文句なしなのですが、とにかく忙しすぎるのが難。受け持ち3人(時には4人)といっても、外科も循環器もなんでもあり、その分ケアの内容もぐんと変わってきます。おまけに古い施設で、スペースもかなり狭く、家族が面会に来るともう部屋の中が密集状態。物品・薬などの配置もかなり不便なつくりになっていて、何をするにも時間がかかるのがつらいところ。。。数年後には新しい子供病院が隣の敷地にできるということで、この物理的な環境は改善されると思われますが、、、まだ先が長い話。

昨日は出だしは好調だったものの、受け持ち一人が急遽退院。そしてそのあいたスポットにほかの病院からの転入がきました。この転入の赤ちゃん、Baby Kは生まれたのは私の職場だったのですが、重症仮死で出生直後はかなりの蘇生処置が行われました。私の職場のNICUでも重症児をあつかうのですが、このBaby KはECMOという体外循環システムをつかう治療が必要と成り、Royal Children Hospitalというオーストラリア内で一番重症な子供が集まる病院に転送されました。そこでかなりの治療を行い、無事にECMOから通常の呼吸器管理に移行して、状態もよくなり、もう高度なケアが必要ないということで、私の職場にまた戻ってきたのです。

点滴ラインはすべて取れて、酸素もつかっていなく、ということで私が働いている軽症チームに戻ってきたのですが、Baby Kに必要な薬は私の職場では扱っていないものがあったり、Royal Children Hospitalで使っていたNGTube(鼻から入れる栄養チューブ)は私たちの職場では使えないものだったり、ほかにも細かいことが沢山あるなか、薬の時間が過ぎていたり、と、さてなにからするか、と整理するのがまず最初。といっても、最初に医師が赤ちゃんを診て、薬のオーダーももらわないといけなかったので、すぐに出来ることは限られていたのですが。。。付き添ってきたお母さんは時間が過ぎているミルクや薬の時間を気にして、でも私は薬のオーダーもないので投与も出来ず、と気まずい雰囲気。

私は私で、このBaby Kだけに集中できるわけでなく、ほかの2人の受け持ちもいて、そのうちの一人は抗生剤2種類の時間も迫っている。もう一人はミルクの時間も迫っている。。。助けをもとめ、ほかのスタッフに助けてもらうも、抗生剤の投与中、同僚が「この点滴ライン駄目みたい・・・」と・・・!!!駄目みたい、というのも、そのまま放置され。。。せめて使えない点滴を取り外して、ドクターに新しいのが必要、と報告してくれたらよかったのに。。。私だったら手伝ったらきりのいいところまで手伝うか、出来ない場合はそれを相手に伝える、というのが基本ですが、そうでない同僚たちも。チームワークで働く時、お互いの声かけ・確認が本当に大事です。。

点滴トラブルもあるなか、もう一人の受け持ちの子がミルク中に吐いて酸素レベルが下がり、というトラブルも起きて(結果的には大事ではなかったのですが)、どうしてこういろんなことが同時に起こるのか・・・とぼやいていた私。

休憩もまともに取れず、どたばたで夜勤に引継ぎをしたのですが、救いだったのが申し送った同僚がいい人だったこと。忙しかったシフトのことを理解してくれて、私がやり残したことを快く引き継いでくれて、救われました。(数週間前、ばたばたの午後勤のあと申し送った夜勤の人にはかなりきつーくだめだしを山ほどされて、かなりへこんだことも。。。)

次のシフトはもう少し平和でありますように。。。





2015年8月10日月曜日

英語での臨床

オーストラリアの臨床で働くようになって早いものでもう3年以上経ちました。
カナダでも3年と少し働いたので、英語での仕事は6年以上経っていることに。

これだけ時間をかけても、英語での臨床はまだまだ難しいと感じる日々。

北米英語とオーストラリア(主に英国に影響を受けている)英語では医療用語が時々微妙にちがったりするのですが、オーストラリアで一番苦労するのが多様なアクセント。カナダも移民の国なので多文化な同僚に囲まれていたのですが、あまり聞き取りで困る・・・ということはなかったような。同僚に一人、香港系移民の大ベテランナースがいたのですが、彼女の英語はカナダ人もわからない、、、といっていたけど、それでも何十年も現場で仕事しているって、ある意味すごいなぁ、と思っていたり。

今の現場ではインド系、中国系(マレーシア、インドネシア、中国本土など)そしてイギリス、ニュージーランド、本当に様々な文化背景が混ざっています。スタッフだけでなく、赤ちゃんの家族たちも。オーストラリアの歴史が浅いということで、移民がここで生活している時間もやはり短いせいでしょうか。そして職場から家に戻ればそれぞれの母国語で会話をしている人たちも多く、そのため英語にはそれぞれのアクセントがかなり強くでてきます。

今思い返すと、カナダの臨床時代は同僚たちは移民のバックグランドがあっても、カナダで生まれ育った人たちが多かったような。だから多くの人たちが「カナダ英語」を話していたのでしょう。

強いアクセントにがある英語の聞き取りに悪戦苦闘することが多いですが、実はいわゆるオージー英語にもまだまだ苦労します。。。わかりやすい英語を話してくれる人ももちろんいますが、一番難しいのが口をあまり開けずボソボソとはなす人の英語を聞き取るのはかなり大変。

まぁ、周りにしたら私には私のアクセントがあるので、お互い様でしょうか。




2015年8月4日火曜日

シフトのキャンセル

昨日はCityにある病院で午後勤の予定でした。このシフトが入ってきたのが昨日の朝の8時。数日前にシフトが決まる時もあれば、こうして当日に決まることも度々。

午後勤用のおやつやお茶を用意して、出勤したところ、、、病院に入るところで電話が。夫からかとおもいきや(よくこのタイミングで電話がくる)人事から。

「退院が結構あって、午後勤キャンセルになりました」と。。。。
(退院する赤ちゃんがいて、ベット数が減った→必要なスタッフ数も減ったということ)

こういったキャンセルは年に何回かあるのですが、大体はシフトに行く前に連絡がきます。というのも、シフト開始の2時間前からはペナルティーが発生するため。午後1時半からシフトの場合、午前11時半以降のキャンセルは2時間分のお給料が支払われ、シフト開始後のキャンセルは4時間分、となっています。

今まで2時間分のキャンセル料が発生したことが1回か2回あったのですが、それは家を出る前。今回は既に病院についてからというぎりぎりのところでのキャンセル。。。2時間分のお給料は支払われるのですが、キャンセルされるのもう少し早くわかっていたら、別の病院(家の近く)での午後勤を入れられたのに・・・とぼやく私。

仕事のつもりでCityに来たため、格好は仕事用のユニフォーム、そして私は仕事に来るときお財布を持たないので(電車のカードと現金を10-20ドルくらいしか持たない)、買い物もできず。。。お天気も悪かったので家に帰ることに。

Casualはこんな突然の予定変更もあります。。。