2014年12月15日月曜日

2014年が終わる前に・・・

久々に自分のブログのことを思い出しました。
そんなに忙しかったわけでないのに、最後のブログ更新から1年以上もたっていました。。。
せめて2014年の間に書いておこう、と久々にUpしてみます。

もともと仕事のことを中心に書こうとおもっていたのに、去年は旅行記が中心だったり。
まぁ、気ままはHabariなのでその辺はご了承ください。

私は相変わらずCasualという非常勤で病院2ヶ所、両方とも新生児の病棟で働いています。
仕事が入る時(そして体力が持つとき)は週に4-5日とフルタイムなみに働くこともあれば、仕事が暇な時(患者である赤ちゃんの数が少なかったり、重症度が低かったり)はシフトがなかなか入らないことも。それでも週に最低2シフトは働いているでしょうか。ちなみに暇な時のほうが珍しく、シフトが入らなくて困る、ということは余りありません。

どうしてこうして非常勤の私にシフトが入ってくるか?と日本の家族や友人たちは疑問に思うようです。

その仕組みの裏には働くシステムというか、根本的に働く人たちの考え方、心構えが違うことがひとつにあります。

日本で仕事をしていた時、基本的に常勤(それもフルタイム)スタッフばかりが働く職場でした。前もってわかる産休などの人事の埋め合わせは管理職レベルでやっていましたが、突然起こる病欠の場合、その埋め合わせはその当日働いている人たちでなんとか補う、というのが通常でした。今でもそうなのでしょうか・・・?

ところがオーストラリアの現場では(オーストラリアと一般的にいえないかもしれないですが、少なくとも私が知る範囲で。そしてナースに限らずほかの職種でも)病欠をとることは労働者のれっきとした権利で、かつ病気でなくても病欠をとる人たちも結構いるのです。私の働く現場でいえば、体調不良でなくても、「病欠とります」と電話一本で済んでしまいます。いわゆる病棟の師長さんや係長さん・チャージナースなどに言う必要もないことも(病棟クラークさんに伝えるだけでもOK)。そして基本的に「病欠」をとる時にどんな風に体調が悪いのか、など聞くことは基本的に出来ないらしく、管理職は「病欠」を拒むこともできません。ちなみに3日以上の続けて病欠が必要な時は医師からの診断書が必要ですが、風邪で1日、2日休む程度では医師からの書類は不要。かつ、病気でなくても、「これを無理しておして働いたら体調が悪くなる」という状況でも病欠は取れるのです。

まぁ、本当に体調不良で休む人もいますが、体調不良でなくても、「連勤きついから今日は休む」とか「希望した休みが取れなかったから休んじゃう」という裏話もちらほらきくことも。さらに、その日の勤務が激務だった場合「もう明日は病欠で休む!」と宣言する人も。日本じゃありえませんね。

と、このような感じで、病欠をとる人たちが割と多い状況もあり、私のような非常勤が動員されるわけです。


ちなみにカナダで働いていた時は有給、病欠以外にSpecial leaveというものが3日間ありました。この休みの本来の目的は自分でなく、家族が病気になった時、家族のやむをえない事情で仕事にこれない、などで使える休みなのですが、私の同僚の一人は「犬が具合が悪くなって、獣医につれていくのに使った。だって、この犬は私の子供と一緒。家族だもん!私が面倒見なかったらだれも看てくれない!」と。ペットを飼っていない私には良くわからない状況でしたが、でも一人暮らしでペットを飼っていたらこういう状況もあるでしょうね。