昨日の勤務から初めて独りで業務をすることになった。今まではプリセプターという「お姉さんナース」がバックアップでついていたのだけど、そろそろ独りでいい頃でしょう、という評価をいただき。といっても、同期5人では一番遅いデビュー。みんなはとっくに1月には独り立ちしていました。早い人は12月。
まぁ私の場合、英語の壁もあるし、システムもぜんぜん知らないで入ったので、管理職はじめ教育係、先輩ナース含め、みんなが「ゆっくりでいいのよ」と有り難い待遇でした。
独り立ちといっても、あくまでも落ち着いている赤ちゃんたちのケアチームにて。急性期には3月の下旬にうつるので、そうしたらまた先輩ナースについてもらってスタートとなります。
昨日の受け持ち:3人
Aベビー:28週にて出生。現在生後39日目。体重約1.9キロ。NGチューブ(鼻から胃内にいれるチューブ)と経口哺乳(哺乳瓶か直接母乳)の併用中。
Bベビー:35週にて出生。生後6日目。体重約2.3キロ。ビリルビンの値が高く(新生児黄疸)、光線療法中。お母さんが病院の宿泊施設に泊まっていて、直接母乳にて好きな時にいくらでもおっぱいを飲む(いわゆる自律哺乳という)。
Cベビー:25週で出生。生後75日目。体重約1.9キロ。未熟児として今まで険しい経過をたどりながら、現在は落ち着いて点滴も酸素もなし。体重増加を待って早く家に帰れることを目標中。
Bベビーは基本的にお母さんがすべて関わっているので、ほとんど私の手は必要なし。それにしても、入院中の赤ちゃんに付き添うためのお母さんのための宿泊施設があるって、素晴らしい。時には重症な赤ちゃんの家族が宿泊できる「Family room」というのも数は少ないけどある。こういう「治療上必要な家族の宿泊」は無料だそうです。うーん、ますます、すごい。
Aベビーにはお兄ちゃんが2人いて、家族は車で1時間以上はなれたところに住んでいるため、お母さんは面会は毎日数時間。それでも一緒にいられる時間はたっぷり一緒にいます。Aベビー、小さいといえども、それなりに意思表示はあり、たとえおなかがすいていなくても、オムツがぬれていなくても、最近は「抱っこしてー!」といわんばかりに泣いてきます。なので、お母さんがいないときは私が代わりに抱っこしたり、経口哺乳が出来そうなときは哺乳瓶にお母さんが搾乳した母乳をいれて(冷凍庫・冷蔵庫で保存しているのです)おっぱいをあげます。こういう時間、仕事といっても好きなことなので幸せなひと時です。
ちなみにこのAベビーはうんちの出に難があり、いつも苦しんでいます。昨日はおしりを拭いた時に「ぶりぶりぶりぃぃぃぃーーーー」と多量に出てきてすっきり。私の手はウンチまみれだけど、まぁ、赤ちゃんのうんちなのでかわいいものです。(大人とは量も質も違う!)
そしてCベビー。長期入院となると、家族とのかかわりも色々あります。Cベビーのお母さんは「哺乳瓶は使いたくない」といいながら、でも毎回の授乳には来ない、と少々矛盾。病院の宿泊施設に泊まっているのですが、夜は「休みたい」そうです。でもね、家に帰ったらそうはいってられないのに。。。
哺乳瓶が使えないとなると、NGチューブでの「経管栄養」となります。でもNGチューブのままではおうちに帰れません。チューブが必要な病気の赤ちゃんもいるけども、このCベビーの場合は明らかにおっぱいの練習が必要なので。
でも、お母さんはおっぱいの練習を「毎回は赤ちゃんにストレスがかかる。うちの子、おっぱいの練習を始めてから疲れやすくなった」という訴え。そして「他のお母さんたちは、おっぱいとNGチューブの交互でやっている。そのほうがいいみたい」と比べてくる。うーん・・・他のベビーとこの子とはまた違うのに・・・
このCベビーの退院はいつになったら現実的に考えられるのか。まだまだ時間がかかりそうです。
2 件のコメント:
tohcoです
システムがずいぶん違いますね。
家族が無料で泊まれる場所があるなんてすばらしい。
私が以前勤めていた病院では、NICU退院前に母子入院なるものをしていましたが、無料で場所提供なんてすばらしいですね。
でも、症例にあった、哺乳瓶を使いたくないとNGチューブっていうのも大変ですね。赤ちゃんにとってはどうなのでしょうか?
NGチューブの時にはおなかすいたって泣いたりはないですか?
それから一人立ちおめでとうございます。
ブログを読みながら、すごいなってしみじみ思いました・・・。
がんばってくださいね。
tochoさん、こんにちわ。コメントありがとうございます。
哺乳瓶を使わない場合は、お母さんが24時間いつでも授乳時にくるか(そのために宿泊設備が整っているようなもので。でも毎回全部来る人はさすがに少ないです)、夜間はNGチューブでの栄養が行くことになります。まぁ、これもすべてお母さん(家族)の希望次第なのです。
日本とだいぶ違うのは、あまり医療者からの「おし」みたいなのがありません。あくまでも「本人の意思尊重」という部分が大きいです。
先日驚いたのが、34週の少し小さめの赤ちゃん。母乳にこだわりがあったため(というか十分な説明がなかった?)、母乳が出ない最初の数日間、なんとUVC(お臍からの点滴)が入りました。末梢でのラインが確保できなかったため。私には全く理解できない展開でしたが。。。
独りだちは相当遅いほうでした。たぶん記録的な長さでプリセプターについてもらいました・笑。
今は独りちといっても、一応おなじ部屋で働くメンバーは経験者を入れてもらって、適宜アドバイスをもらえる「Mentor」というシステムで仕事をしています。医療単語とも日々格闘です。
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