2008年4月4日金曜日

急性期チームでの仕事が始まりました

今日から4連休~!12時間シフトだと、こうしてまとまった休みがあるのがうれしいものです♪昨日の夜勤明けでも早速「Overtimeやらない~?」と電話かかってきたけど、まずはココロもカラダも休養が必要。


さて、昨日までの勤務はなかなか忙しかった。週末の慢性期チームでの日勤は、洗礼というか、新人としてのつきなのか、入院2件もあたりぐったり。。。でも、そのおかげで入院の流れはかなり把握できて、点滴も前に比べてスムーズに取れるようになった!点滴がうまくとれたときはおもわず、よっしゃ!とココロで叫んだものです。

最近は急性期チーム(重症度が高く、主に挿管されている赤ちゃんたちがいるチーム)での仕事が始まりました。急性期チームを「Level III」と私たちは呼んでいます。慢性期は「Level II」。ちなみにLevel Iはありません。

Level IIIでの受け持ちは、挿管ベビー2人か、挿管の重症ベビーを1人と、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:チューブを経由して、鼻につけたマスクに加圧された空気を送り、その空気が舌根の周りの空間を広げ吸気時の気道狭窄を防ぐ方法*Wikipediaより)での呼吸管理をされているベビー1人、もしくは重症1ベビー一人だけ、という少ない受け持ち。Level IIIで3人受け持つことはほぼ無いそうな。日本のときは、挿管ベビー4人受け持っていたことを考えると、恵まれた職場環境です。はい。

先日の夜勤、私はやや重症のベビーを一人だけ受け持ちました(もちろんバックアップについてもらって)。24週にて出生。現在生後2週間目。体重820g。生後数日目で腸管穿孔がおこり、現在オペ後10日目。NPO(禁食中)で栄養は点滴管理。敗血症を起こしているようだけど、循環状態は比較的安定していて、昇圧剤は使わず経過できている。ここで面白いのは、挿管してる赤ちゃんには鎮静目的でモルフィネ使います。オペ後だから、というわけであく、挿管管理の一つとして。この赤ちゃんは10mcg/hr使ってます。東京で仕事していたとき、通常の挿管管理でモルフィネなんて使わない、といったらみんな驚いてました。

久々に小さい重症の赤ちゃん。でも、比較的私の担当の夜はおとなしく過ごしてくれました。ほっ。

私がこの赤ちゃんを受け持っていた夜、おなじ部屋に2人の入院がありました。一人は32週で呼吸状態が悪くCPAP装着。もう一人は37週の双子の一人、なぜか呼吸状態がかなり悪く挿管。私は私の仕事に集中していたのですが、周りはばたばた。


ふと気付いたのですが、私はほとんど新生児科医に会いません。先日のばたばた夜勤でも新生児科医は登場しませんでした。会うのは、昼間の回診くらい。日本で仕事していたときは、入院時かならず新生児科医が付き添うものですが、こちらではTransport NurseとRT(呼吸療法士)が分娩室からNICUに赤ちゃんを移送してきます。病棟で一通り赤ちゃんの状況を整えると、そこには大体NP(Nurse Pracitioner)が登場して、診察そしてオーダーを出していきます。このNPがほとんど医師的な仕事をしているようです(NPという職種はまだ日本にはないようですが、NPは看護の修士コースで専門分野を勉強します)。



じゃぁ、新生児科医はなにをしているのでしょう・・・・??



前にもこの疑問を感じたけど、いまだに疑問です。最近Level IIIで見えてきたのは、新生児科医はおもに「コンサルタント」として位置しているように思えます。回診のとき、ずらーっとスタッフがいるのですが、主な報告をベットサイドNsがして、呼吸に関することはRT(呼吸療法士)が、栄養のことは栄養士が、そしてその報告をうけて、オーダーを出したり、変更したり、というのはNPや研修医がやります。そして、その際、総括的なコメント・アドバイスをするのが新生児科医???という印象です。


同僚たちに、

「日本の新生児科医は採血から点滴確保から、挿管もカテ挿入もぜーんぶやるんだよ」(*ここでは採血・点滴確保はRNがやるし、挿管もPICC・臍カテ類はNPやTransport Nurseがやる)

「当直も1週間に最低1回もしくはそれ以上あって、昼間は外来も受け持っているんだよ」(*ここでは当直は主にNPや研修医がやる。よほどの重症のときは新生児科医も呼ばれることがあるらしい?が)

「心臓や頭のエコーも新生児科医がやっているよ」(*エコーはエコー技師がやる)

といったらみんな驚いています。私も改めて「日本の新生児科医ってすごい仕事量をこなしているなぁ~」と振り返っているところです。あ、もちろん新生児科医に限らず。


腸管穿孔を起こした先ほどの赤ちゃんの話に戻りますが、このくらい重症でも、お母さんが望む場合はスキンシップをはかっていきます。カンガルーケアって、聞いたことありますか?これはお母さんの胸ので裸の赤ちゃん(オムツだけはつける)を抱っこすることです。お父さんとカンガルーケアをすることもあります。お母さんやお父さんの体温で赤ちゃんを保温することも出来て、かつ親子の絆を深めることが出来ます。そして抜管(気管内チューブを抜くこと)のときは、うちの病棟ではだいたいこのカンガルーをしながら行うそうです。その状況に立ち会えたらここで詳しく紹介したいと思います。

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