私の職場は入院受け入れ枠最大62床の病棟。大体最近は55床くらいで落ち着いている。東京で働いていたときは52床。なので、規模としてはあまり変わらないはずだけど、スタッフの数は大きく違う。日本のときは確か70人くらいだったけど、こちらは200人以上!これでも30人くらい人が足りないみたい。改めて、日本での労働環境の苛酷さを感じます。
入院患者つまり赤ちゃんのバックグランドもまた随分日本と違います。なんといって多国籍。宗教も様々。英語が母国語でない家族も沢山。
そして私の勤務する病院はここエドモントンでも治安がよろしくない地域にあり、そのためか様々なケースに遭遇します。10代のシングルマザーや、日本ではきいたことがあっても実際には遭遇しなかった感染症のケース。あとはこちらの文化ならではなのか、麻薬使用者から生まれた赤ちゃんも珍しくないという悲しい現状。
この麻薬使用歴のある母親から生まれてくる子供は本当にかわいそう。赤ちゃんでも「禁断症状」というものが出るのです。最初にこのケースに遭遇したとき、「やけにずっと泣く赤ちゃんだなぁ」と思ったら、禁断症状でした。甲高く泣き続けて、吐いてしまう。これの繰り返し。ほんとかわいそうです。。。
こういうケースの場合、赤ちゃんに鎮静をかけていきます。そして少しずつ鎮静剤の量を減らしていくのもなのですが、母親が母乳をあけがなら麻薬を続けてしまうことも。その場合、母乳を通じてまた赤ちゃんに麻薬が伝わってしまうので、治療の意味なし。
新米の私は色々ショックを受けながら新しいことを学んでいるところです。
4 件のコメント:
きんちゃんのブログを見ると、プロとしての視点と
一般的な視点からの両方で、私も色んな事を考えるきっかけになります。
麻薬を常用している人の赤ちゃんがどうなるのか。
今回の記事を読んで、本当にその重さを感じました。
産まれたばかりなのに、禁断症状に苦しむ赤ちゃんって
本当に…かわいそうというしかない。
その子が強くたくましく、また親と同じ道を歩まないように願うばかりです。
Misaeさん
お久しぶり!コメントありがとうございます。
麻薬中毒のお母さんから生まれてきた子供は本当にかわいそう。入院中は出来るだけケアをこちらでしたとしても、家に帰ってからは残念ながら私たちにはフォローしきれず。入院中のケアって、ほんと一部分。久々に臨床に戻ってきてやはりそう感じます。
前にF田さんが、虐待をされえてる子供の事を話してくれた事があって、きっと病院ではできることと、家でどうなるか…ってことまで踏み込めなくって 寂しい思いが沢山あるんだろうな…と思いました。
でも、今できることがその子の為になるんだと思うよ。
F田さん、懐かしい!今はどうしているんだろう~
今はね、出来ることをやっている。出来るだけ家族を巻き込みながら。それでも、難しい。退院してから裏目に出ることもあるかも・・・と思うことも正直あります。だって、家に帰ったら24時間赤ちゃんと家族は一緒。でも、病院にいる間はいくらでも私たちスタッフが関われてしまう。そのあたりの調節がとっても難しいところであり、課題です。
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