2015年9月11日金曜日

ヨーロッパの難民問題・オーストラリア政府の対応

連日ヨーロッパへの難民問題が大きく報道されています。
(日本では違うかもしれないですが。)
EU内でまだはっきりとした方針が決まらないなか、連日難民の流れは止まらないようです。

オーストラリアは移民の国でありますが、難民も多く受け入れています。しかしいわゆるボートで違法的に難民申請をしようとする人たちに対してはものすごく厳しい姿勢をとっています。正式ルートで難民申請をせず、ボートでやってくる難民は収容施設に送られます。今のアボット政権になり、以前よりボート難民に対する取締りはきびしくなり、ボートがオーストラリアに近づいてきたそれを追い返すこともしてきました(オーストラリア領域に上陸させない)。そして実際にやったかしりませんが、アボット首相はボートでやってくる人たちの仲介している業者の仕事自体をなくすために「ボートを買い取ってボートがなくなれば、ボートに乗ってくる人たちもいなくなる!」なんてことを言っていたり。。。

人道的観点から言えば、可能な限りの難民を支援したいと思いますが、難民を受け入れるというのは現実問題ものすごく大きな問題が沢山あるわけです。なのでオーストラリアは「出来る範囲の援助」で難民を受け入れ、違法に既にやって来た人たちは収容所おくるわけです(私の理解が違っていたらどなかた指摘して下さい)。

今ヨーロッパで起きている難民問題をうけ、オーストラリアも黙っていられる立場ではなく、最近アボット政権が方針を表明しました。それは「いまシリア国内にとどまっている難民、そしてかつ弱い立場にあるキリスト教徒のシリア人を優先に難民申請をうけいれる」ということです。

この方針をうけ、反発ももちろんありました。特にイスラム教のグループから。オーストラリアは多民族国家で、宗教もいろいろです。人種、宗教での差別は許されない国なので、アボット政権のシリア難民に対する方針は「イスラム教に対する差別」と反発は出て仕方がないでしょう。

いつもはアボット政権はあまり好きでない私ですが、今回の方針はある意味正当な援助方法ではないか、と感じました。(注:私自身どの宗教にも属してはないのですが)イスラム教の国・地域にいるキリスト教徒はかなり弱者であることは確かなのです。

そして、いまヨーロッパに流れ出ている難民ではなく、シリア国内に残っている人たちをまず助けるということはとても重要だと感じました。というのも、いまヨーロッパに移動している人たちはある程度お金があるひとたち、そして実際には戦争難民でない人たちも多く混ざっています。シリアで本当に苦しんでいる人たちはシリアから身動き取れないのが現状です。その人たちを優先的に助けるというのは間違いではないでしょう。

ではいまヨーロッパで身動き取れない人たちのことはどうするのか?すごく難しいです。私一人では考えても、何も変わりません。なにも行動はできないですが、せめて何が起きているのか、まず知っていくことだと思っています。




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